間取り図の北はどこ? 方位記号の見方と、無いときの調べ方

間取り図の北は、図面の中にある方位記号(N の文字や矢印)で確かめます。多くの場合、その記号が指すのは真北です。記号が無い図面は、バルコニーや主な窓の向き、物件ページの「向き」の表記、地図で見た建物の向き、の順で推定します。
図面の上が北とは限らないので、「紙の上=北」と決めつけないことが最初のポイントです。
間取り図の北はどこを見ればわかる?
まず図面の隅や余白を見て、N の文字、矢印、円に線を重ねた記号がないかを探します。これが方位記号です。
見つかったら、記号の先端(N の側)が指す向きが北です。図面を回して、その向きを上にして眺めると、東西南北が分かりやすくなります。
見つからないときは、あとの「記号が無いときの推定」に進みます。
方位記号の読み方は?
方位記号には、よく見る形がいくつかあります。
- N の文字と矢印: 矢印の先が北です。
- 円や十字に線を引いた形: 線の先に N が付いている側が北です。
- 矢印だけ: 先端が尖った側が北です。
賃貸の間取り図は、図面の上が北とは限りません。部屋を見やすい向きに置くために、図面が回転していることがよくあります。方位記号が斜めを向いていても、それが正しい北です。
また、記号が指すのは、多くは真北(地図の上と同じ、北極の向き)です。ただし、磁石の北(磁北)を示している図面もあるため、図面の注記があれば確認します。
方位記号が無いときは、どう推定する?
記号が無い図面も多くあります。その場合は、次の表の手がかりを重ねて推定します。
| 手がかり | 見る場所 | 確からしさ |
|---|---|---|
| 方位記号 | 図面の隅・余白 | 高い(図面によっては磁北のことも) |
| 物件ページの「向き」 | 物件情報の基本情報の欄 | 中(どの窓の向きかは確認が要る) |
| バルコニー・主な窓の向き | 図面のバルコニー、大きな窓 | 中(南向きが多いという傾向からの推定) |
| 地図アプリの建物の向き | 地図の航空写真、建物の形 | 中から高(建物の特定が必要) |
手がかり 1: バルコニーと主な窓の向き
賃貸の住戸は、バルコニーのある側を南に向けた作りが多くあります。バルコニーの外側が南だと仮定すると、その反対側が北です。
ただし、東向きや西向きの住戸もあります。この方法は、ほかの手がかりと合わせて使います。
手がかり 2: 物件情報の「向き」
物件ページの基本情報には、「向き」(南向き、東向きなど)が載っていることがあります。これは、主にバルコニーや主な窓が面している方位です。
図面のバルコニーがその向きを向いている、と考えて、図面の上下左右との対応を決めます。
手がかり 3: 地図アプリで建物の向き
物件の住所がわかるなら、地図アプリで建物を探します。地図は通常、上が北です。
航空写真に切り替えて、建物の細長い方向や、バルコニーが面している側を見ます。図面のバルコニーの側と、地図で見たその側を重ねれば、図面の北が決まります。
北がわかったら、家の中心と 8 方位をどう分ける?
北がわかったら、風水では家の中心から見て、各部屋がどの方位にあるかを読みます。
中心は、建物の外壁の輪郭の重心(外形の真ん中)です。間取り図の外形の真ん中あたりに印を付けるイメージです。
その中心から 8 方位に分けます。日和の基準では次のとおりです。
- 東・西・南・北(四正): 各 30 度の扇形
- 北東・南東・南西・北西(四隅): 各 60 度の扇形
風水では、北東は鬼門、その反対の南西は裏鬼門と呼ばれ、水回りや火の気に注意するとされています。日和は、鬼門の線に掛かるかどうかではなく、北東・南西という方位の扇形の中にあるかどうかで見ます。
北の向きが少しずれると、境目にある部屋の方位が変わることがあります。だからこそ、最初の北の確認が大切です。
真北と磁北のずれは、どう扱う?
真北は地図の上の向き、磁北は方位磁石の針が指す向きです。この二つは日本では数度ずれていて、そのずれの角度を西偏角と呼びます。
西偏角は地域によって異なります。くわしくは、国土地理院のサイトで確認できます。
風水では、方位を磁北で測る考え方が広く使われているとされています。そのため、図面の真北から、所在地ごとのずれ(西偏角)の分だけ補正して磁北に直す手順が必要になります。
日和で北を合わせる手順
日和では、真北を合わせれば、磁北への補正を所在地から自動で行います。手順は次のとおりです。
- 間取り図に重なっているコンパスの赤い針を、図面の N 記号(真北)の向きに合わせる
- 針の向きと角度を確かめる
- 確認へ進む
N 記号が無い図面は、バルコニーの向き(多くは南向き)などから北を推定して、針を合わせます。診断の手順は 診断の流れ に、使い方は 使い方 にまとめています。
まとめ
間取り図の北は、まず方位記号で確かめます。無いときは、バルコニーや窓の向き、物件の「向き」、地図の建物の向き、の順で推定します。
図面の上が北とは限らないこと、真北と磁北が少しずれることの二つを覚えておくと、方位の読み違いを減らせます。風水の基本的な考え方は、賃貸の風水で見る 3 点でも読めます。
本記事は風水の考え方を紹介するもので、住まいの運気や効果を保証するものではありません。
よくある質問
- 方位磁石のアプリで、間取り図の北を調べられますか?
- 内見のときは、スマホの方位磁石アプリで窓の向きを確かめられます。ただし、アプリが示すのは磁北か真北か確認しておく必要があります。
- 方位記号が実際の建物と合わないように見えます。どうすればいいですか?
- 図面の方位記号が簡略化されていることもあります。物件情報の「向き」や、地図アプリの航空写真と食い違うなら、不動産会社に確認するのが確実です。内見できるなら、バルコニーに出て太陽の位置を見るのも一つの方法です。
- 北が数度ずれていると、風水の判定は変わりますか?
- 部屋が方位の扇形の境目に近いと、数度のずれで方位が変わることがあります。境目に近い部屋は、結果を参考として読み、北の向きを複数の手がかりで確かめると安心です。


